ミニチュア 成型合板の実験(1)


成型合板を試作します。

これまで部材を曲げ加工するために2種類の方法を試みました。

1つは材に型紙を貼り付けて糸鋸などでカットする方法。

もう一つは電子レンジで加熱して圧締する方法です。

それぞれのメリット、デメリットを簡単にまとめると

 

【部材をそのままカットする方法】

メリット

・加工時間が曲げ木と比べると短い。

デメリット

・意外と寸法通りに仕上げるのが難しい。鉋がけするには曲面を持った鉋(反り鉋など)がないと大変。

 

【曲げ木】

メリット

・鉋がけが楽。(直線の状態で鉋がけが可能)

・きれいな曲線がでる。

デメリット

・成形までに時間がかかる。(電子レンジで加熱、圧締、放置で1日はかかる)。

・材種によって曲がり方が異なるため、木材を変えた場合はその都度試作が必要。

(下のイスの後ろ脚と笠木(背もたれの上の部材)は曲げ木したもの。)

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上記以外の方法として成型合板があります。

簡単に言えば薄い板を何枚も重ねて接着したものです。

これは曲げ木よりも複雑なデザインを実現できるので、以前から挑戦したかったのですが、肝心の薄い板を切り出せないため諦めていました。

今はバンドソーがあるのでかなり薄い板でも加工が可能です。

今回は欅で試作してみます。

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厚みは約0.7mm。

これでイスの後ろ脚(今回は使用しない)を作ってみます。

まずはサイズを決めて切断。

部材の厚みが3.5mmなので、5枚重ねます。

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接着剤を塗り、重ねます。

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左端が膨らんでしまったのは均一な薄さでカットできなかったため。今のバンドソーではこれぐらいの誤差は出てしまいます。

まぁ、右側だけでも今回の部材はできそうなので良しとします。

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ハタ金で挟みます。明日が楽しみです。

なお、接着剤は一般的な木工用ボンドを使用。これでいけるのかが気になるところ。

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せっかくなので以前失敗したイスの肘掛けも作ってみます。

半年以上前になりますがアンティーク風のイスを製作しました。↓

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当初デザインには肘掛けがあったのですが、そのままの曲率で加工しようとすると

材が破損してしまったので、結局肘掛けは止めにしました。

その時作った型がまだあったので入れてみると…

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やっぱりだめでした。

そこでさらに薄い板ならどうかと厚み0.5に落として再挑戦。

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ちょっと隙間ができてしまいましたが、何とか曲がってくれました。これなら部品として使用可能だと思います。

テーブルとソファの方は接着の途中です。

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